ポケットチーフコンシェルジュの深見です。
前回は、シルク(絹)のポケットチーフのお手入れの仕方についてお話をさせていただきましたので、今日はリネン(麻)のポケットチーフのお手入れ方法についてお話しさせていただきたいと思います。
リネンはとても丈夫で、取り扱いも非常に楽な素材です。
しっかりしたリネンのポケットチーフなら、恐らく数十年たってもまだまだ現役で使えることでしょう。
ただそんなリネンのポケットチーフでも、注意して頂きたい事があります。
購入したリネンのポケットチーフは恐らく堅いままであると思います。
リネンは購入したらまず、ぬるま湯につけて製造時についた糊を落とします。
そうする事で、本来のしっとりとした風合いが出てくるでしょう。
リネンは購入時よりも洗濯をすることによって若干縮みが生じる場合があります。
- リネン(麻)の洗濯方法
リネンのポケットチーフの普段のお手入れは、やはり汚れでしょう。
吸収性がよく乾きやすいので、汚れをそのままにしておくと直ぐに取れなくなってしまい、使えなくなってしまいます。
汚れが付いたら直ぐに落とすようにしましょう。
洗濯する際は、中性の石鹸を溶かした石鹸水でぬるま湯に溶かした物を使うと、一層肌触りが良くなります。
洗濯の際、蛍光剤の入ったものは使わないでください。
生地が早く痛み、色味も変化してしまいます。
最後に濯ぎを2.3分行い、その後脱水するのですが、リネンの弱点落としてねじれの力に非常に弱いので、絞ったりはせず、洗濯機を使った脱水でも2.3分の短時間にしましょう。
- リネンの干し方
洗い終わったらまず、シワをしっかり伸ばしましょう。
リネンも絹と同じ天然繊維ですので、太陽の光に晒すと変色してしまいますので、洗濯後は陰干しをオススメいたします。
- リネンのアイロンがけ
リネンは繊維が非常に強いため、干すだけでほとんどのシワはなくなってしまいます。
ただし、3ピークスなど嵩張ると折りにくくなる場合などはアイロンがけを行うといいでしょう。ただ、しっかりとかけすぎると変色の原因になったり、硬くなってしまいますのでご注意くださいね。